2021年12月

iCloudにアップロードした写真の解像度が落ちる件

iPhoneで撮った写真はWi-Fi接続時に自動でiCloudにアップロードする設定にしている。

仕様ではオリジナルの解像度のままiCloudにアップロードされるはずなのだが、PCでiCloudからダウンロードした写真をみると明らかに解像度が落ちていた。

 エクスプローラーの表示



上がiCloudからダウンロードしたファイルで下がiPhoneをUSB接続経由で取り込んだファイルでファイルサイズが全然違う。

ファイルのプロパーティをみると解像度が「3,024×4,032」から「1,536×2,048」に激落ちている。

 ファイルのプロパティ






Appleのサポートに問い合わせたところオリジナルのファイルのままダウンロードする手順があるということが分かった。

ダウンロードするとき写真を選択し、右上のダウンロードボタン(赤丸)をクリックするが、これだと解像度が劣化してしまう。

 通常のダウンロード




オリジナルのファイルのまま解像度を劣化させない方法は、写真を選択した後、ダウンロードボタンを長押しして、選択メニューを開き、「未編集のオリジナル」を選択する。

 オリジナルファイルをダウンロード



ただし、この場合のファイルはJPEGではなくHEIC形式の画像ファイルになる。

オリジナルファイルのままHEIC形式でダウンロードしたファイルのプロパティは以下
 通常のダウンロード





USB経由だとiPhoneからオリジナルの解像度でJPEGファイルが取得できるのにiCloudだとあまり一般的でないHEIC形式で保存される。
今回の写真だとJPEGよりもHEICの方が半分以下のファイルサイズだった。だからiCloud上では高圧縮のHEIC形式を採用しているのだろう。

ちなみにHEIC形式でダウンロードしたファイルをIrfanViewでJPEGに変換すると解像度は同じだが、ファイルサイズがUSB経由で取得したファイルの半分のサイズになった。見た目には全く違いが分からないが何かの情報が欠落しているのだろうか?