カテゴリー: 自転車保険

【2021年4月21日(水)】事故から5カ月以上掛かって、終了。

今日、慰謝料、賠償金が銀行口座に振り込まれた。治療費などは9日に既に振り込まれており、これで11月の事故から5カ月以上掛かって、やっと終わった。

ほんの2、3週間前まではムチ打ちの首の痛みは寝返りで目が覚めるほど酷かったが、若干首を左右に向いたときに違和感がある程度にまで回復した。正直いって、一生痛みが残るんじゃないかと心配していたが、あと半年も経過すれば違和感もなくなるのではないかと期待している。
顔の傷は残ったままで、お風呂上りとかは赤く目立つが普段はうっすらシミのように映る程度だ。

示談結果を箇条書きにまとめると、

・過失割合は保険会社から、見当違いな判例を持ち出してきて2:8のような過失割合を言ってきたが、最終的に0:10でこちらの過失がないことが認められた。

・後遺障害は申請したが、軽度ということで認められなかった。

・慰謝料は保険会社から自賠責基準で算出されてきたが、弁護士基準を要求し、認められた。

・治療費(診察料、薬代、診断書代、後遺障害診断書代)や警察署への交通費、修理見積の際の交通費など諸々の費用はそのまま支払われた。

・ロードバイクやサングラス、サイクルコンピューター、ジャージの賠償額は保険会社から提示された額があまりにも低かったので、中古市場の価格などを調べ要求し、そのまま通った。


加害者の嘘により一時はどうなることかと思ったが、こちらの過失がないことが認められたのはよかった。

弁護士の無料相談で聴いた話では、物損は減価償却などでほとんど返ってこないと言われていたが、全損扱いのロードバイクは定価の半値くらいは戻ってきたのは期待していなかっただけに満足といっていい。

ほぼほぼ満足の結果なので、警察から貰った控訴状の雛形はお蔵入りになる。

唯一、不満が残るのは加害者が一言も謝罪をしなかったことだ。
謝罪をしなかっただけでなく、途中から嘘をつきはじめ、こちらからの連絡を無視し、逃げまくっていたことだ。


ほぼほぼ満足とはいっても、とにかく交通事故はマイナスでしかない。
今まで以上に気を付けようと思う。

事故後は自転車保険に入り、ライドレコーダーとしてGoProで録画しながらロードバイクに乗っている。

自転車保険は、自分を守るのもあるが加害者になってしまったときの備えの意味合いが多い。
だれでも、被害者にも加害者にもなり得るのだから備えは重要だと痛感した。

ライドレコーダーは、今回はこちらの過失がないことをちゃんと認められたが、加害者が嘘をつき、目撃者も証拠もなければ証明しようがない。そのための備えだ。


【2020年11月17日(火)】過失割合により被害者は加害者より多く支払うことがあるらしい。

ネットで調べると過失割合により、被害者がかなり不条理な状況に置かれる可能性があることが分かった。

例えば、過失割合が9:1で損害が加害者、被害者の損害がそれぞれ以下だとする。

加害者の損害:1,000万円
被害者の損害:10万円

この場合、

加害者が被害者に支払う金額:9万円
被害者が加害者に支払う金額:100万円

となり、相殺して、

被害者が加害者に91万円支払うことになる。
被害者は損害を回収できないばかりか、91万円を加害者に奪われる。

こんな馬鹿な話はない。理不尽すぎるじゃないか。

加害者の損害が被害者より余りにも大きい場合、こんなことになってしまうのだ。
被害者の過失割合が0なら別だが、加害者が信号無視でも10:0にならないケースもあるというから、これは相当問題のある処理方法だと思う。
実際問題、被害者が少しのケガで済んで、加害者が重傷や死亡した場合や加害者の高級車が廃車になったとか、十分あり得るケースだ。

処理方法に問題があると主張しても、どうにもならない。保険会社も弁護士会もそういう方法で処理してるのだから、従うより他はない。選択肢はないのだ。

なので、今日、自転車保険を申し込んだ。
千葉ではまだ義務化されていないが、加害者になった場合だけでなく、自分が被害者になった場合にでさえも、上で述べたような不条理で高額な支払いが発生してしまうことを考えれば、保険にでも入っていないと安心できない。

今回の交通事故で、こういったことが分かったのは数少ないよかったことの一つだ。
#そう捉えるしかない